頭皮の冷えが薄毛・抜け毛を加速させる理由と秋冬の5つの対策
頭皮の冷えが薄毛・抜け毛を加速させる——
秋冬に育毛ケアを強化すべき理由と
今すぐできる5つの対策
「10月に入ってから、なんか抜け毛が増えた気がして」
秋になるとこういうご相談が増えます。夏の終わりから秋にかけては、もともとヘアサイクルの関係で抜け毛が増えやすい時期ではあります。ただ、それだけではない原因がもうひとつあります。頭皮の冷えです。
気温が下がると、体は体幹の温度を守るために末梢の血管を収縮させます。手足が冷えるのと同じ仕組みで、頭皮も血流が落ちやすくなります。血流が落ちると毛根への栄養供給が減り、ヘアサイクルが乱れます。これが、秋冬に薄毛・抜け毛が進みやすいもうひとつの理由です。
今回は頭皮の冷えと薄毛の関係を仕組みから解説し、今すぐできる対策を5つまとめます。
目次
頭皮の冷えが薄毛・抜け毛につながる仕組み
髪の毛は頭皮の中にある「毛根」から生えています。毛根の根元には毛乳頭という組織があり、毛乳頭に血管から栄養と酸素が届くことで、毛母細胞が分裂を繰り返して髪の毛が成長します。
【冷えが薄毛につながるメカニズム】
気温低下 → 末梢血管が収縮 → 頭皮の血流が低下 → 毛乳頭への酸素・栄養の供給が減少 → 毛母細胞の活動が鈍くなる → ヘアサイクルの成長期が短縮 → 細い毛・短い毛が増え、抜け毛が増加 → 薄毛が進行しやすくなる
健康な頭皮は触るとほんのり温かい感触がありますが、血流が低下した頭皮は冷たく、硬い傾向があります。頭皮の硬さは血流の悪さと直結しています。頭皮が硬い・冷たいと感じる方は、育毛の観点から見ると血流改善が最優先のテーマになります。
冷え性の方は慢性的に頭皮の血流が低下しやすい状態にあります。秋冬はそこに気温低下が加わるため、頭皮への栄養供給がさらに落ちやすくなります。冷え性の方が薄毛になりやすいと言われるのには、このような仕組みがあります。
秋冬に抜け毛が増えやすい理由——冷えだけではない複合要因
秋冬の抜け毛増加は、頭皮の冷えだけで起きているわけではありません。現場でカウンセリングをしていると、複数の要因が重なっているケースがほとんどです。
| 要因 | 何が起きているか | 頭皮への影響 | 冷えによる血流低下 | 末梢血管の収縮で頭皮への血流が減る | 毛根への栄養供給が不足し、ヘアサイクルが乱れる | 夏ダメージの遅延 | 夏の紫外線・汗・皮脂ダメージが秋に表面化 | 頭皮の炎症・ヘアサイクルの乱れが秋に出てくる | 乾燥によるバリア低下 | 空気の乾燥で頭皮のバリア機能が低下 | 外部刺激に弱くなり炎症が起きやすくなる | ヘアサイクルの季節変動 | 秋は休止期に入る毛が増えるとされる | 一時的に抜け毛が増えやすい時期と重なる | 睡眠・食事の乱れ | 季節の変わり目は自律神経が乱れやすい | 成長ホルモンの分泌・栄養供給に影響が出る |
|---|
これらが重なることで「秋に急に抜け毛が増えた」という状態が起きます。ひとつひとつは小さな変化でも、複数が同時に起きると頭皮へのダメージが大きくなります。
頭皮の冷えセルフチェック——今の状態を確認してみましょう
自分の頭皮の冷えを簡単に確認できる方法があります。手のひらで頭頂部(百会と呼ばれる頭のてっぺん)を触ってみてください。
【頭皮の冷えチェック】以下に当てはまるものはありますか?
- 頭頂部が手のひらより冷たく感じる
- 頭皮を指で動かそうとしても、皮膚が動かない・硬い感触がある
- 首・肩がよく凝る(頸動脈の血流が頭皮に直結しているため)
- 手足が冷えやすい(全身の冷え性)
- 朝起きたとき枕に抜け毛が多い(特に秋冬)
- シャンプー中の抜け毛が10月以降に増えてきた
3つ以上当てはまる場合、頭皮の血流低下が薄毛・抜け毛に影響している可能性があります。当てはまる数が多いほど、今の育毛ケアに「血流改善」の視点を加えることが効果的です。
頭皮の冷えを改善する5つの対策——今日から始められること
湯船に浸かって体の芯から温める
シャワーだけで済ませると体の芯まで温まりません。38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分浸かることで、全身の血流が改善されます。頭皮への血流も上がるため、育毛の観点からも入浴習慣は非常に有効です。就寝90分前の入浴が深睡眠にもつながります。
毎日2〜3分の頭皮マッサージ
指の腹を使い、頭皮を動かすように圧をかけながらほぐします。爪は立てないこと。頭頂部・側頭部・後頭部をまんべんなくほぐすことで、頭皮の血流が直接改善されます。シャンプー中にあわせて行うのが続けやすいです。硬くなった頭皮は少しずつ柔らかくなります。
首・肩の冷えを防ぐ
頸動脈(首の太い血管)が冷えると頭皮への血流が低下します。秋冬はマフラーやネックウォーマーで首を冷やさないことが、頭皮の血流維持に直接効いてきます。肩こりが強い方は肩のストレッチや温めも合わせて行うと効果的です。
水分補給を怠らない
水分不足になると血液が粘度を増し(いわゆるドロドロ血液)、毛細血管に血液が届きにくくなります。頭皮は毛細血管が密集している部位なので、特に影響を受けやすいです。1日1.5〜2リットルを目安に、水またはアルカリイオン水をこまめに補給します。コーヒーや緑茶はカフェインの利尿作用があるため、水分補給としては不向きです。
シャンプー後はドライヤーで根元から完全に乾かす
濡れた頭皮は急速に体温を奪います。特に秋冬は気温が低いため、濡れたまま放置すると頭皮が冷えるスピードが夏より速くなります。シャンプー後は必ずドライヤーで根元から乾かし、頭皮が冷える時間を最小限にします。温風と冷風を交互に使うことで熱ダメージも防げます。
5つすべてを一度に始めなくても大丈夫です。「今日から湯船に浸かる」「マッサージを2分やってみる」の1つから始めるだけで、頭皮の状態は少しずつ変わってきます。
しゅくるithnaniの秋冬育毛ケア——江戸川区・長野伊那市から
セルフケアで変化を出すには限界もあります。特に頭皮の硬さ・血流の低下・炎症が重なっているケースは、プロの施術と組み合わせることで回復のスピードが変わります。
しゅくるithnaniでは、マイクロスコープで現在の頭皮の状態(毛穴の詰まり・皮脂・炎症・産毛の状況)を確認した上で、今その頭皮に何が必要かをお伝えしています。「血流が落ちているからまずマッサージと温めを強化してほしい」「炎症があるからシャンプーを見直してほしい」など、優先順位が人によって違います。
東京本店(江戸川区南篠崎町)には、江戸川区・葛飾区・江東区・足立区・墨田区・荒川区・台東区のほか、市川市・船橋市・浦安市・松戸市などから通っていただいています。江戸川区周辺は10月以降の気温低下が頭皮の冷えに影響しやすく、この時期のご相談が増えます。
長野伊那店(伊那市)は、東京より早く寒さが厳しくなります。伊那市・駒ヶ根市・箕輪町・辰野町・飯田市・諏訪市・松本市・長野市など長野県内全域から、秋冬の育毛ケアのご相談にお越しいただいています。
育毛専門15年の実感
頭皮は温めると変わる。
血流が戻ると、毛根は動き始める。
冷えを放置することは、
育毛の機会を毎日少しずつ失っていることです。
今回のまとめ
- 気温低下で末梢血管が収縮し、頭皮の血流が落ちる→毛根への栄養供給が減り薄毛・抜け毛が増えやすくなる
- 秋冬の抜け毛増加は「冷え」「夏ダメージの遅延」「乾燥」「ヘアサイクルの季節変動」が重なって起きる
- 頭皮の冷えセルフチェック:頭頂部が冷たい・頭皮が硬い・首肩が凝る・手足が冷える
- 今すぐできる対策5つ:入浴・頭皮マッサージ・首を冷やさない・水分補給・シャンプー後すぐ乾かす
- 1つから始めるだけでも変わる。冷えを放置しないことが秋冬の育毛の基本
よくあるご質問
→ LINEで相談する
→ LINEで詳細を聞く
→ LINEで相談する
→ LINEで詳細を聞く
→ LINEで予約する
→ LINEで予約する
📚 関連記事
監修者情報

中島 和晃
美容師歴30年|JSL育毛コンシェルジュ取得|育毛の学校認定講師
ヘアサロン「しゅくるithnani」代表。美容師歴30年、育毛を本格的に専門化して15年。東京・江戸川区と長野・伊那市の2店舗を運営。長野伊那市は東京より気温が低く、秋冬の頭皮の冷えによる薄毛・抜け毛ケアのご相談が多い。両拠点の現場で培った「冷えと育毛」の知見をもとに執筆。
店舗紹介



しゅくるithnani 東京本店(江戸川区)




